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2018年7月31日 (火)

第三章 言葉を大切に   慣用句の逆襲

 慣用句とは、「二つ以上の単語が必ず同じような結びつきかたをし、全体が固定した意味を表すようになったもの」と定義されます。慣用句、紋切り型、ことわざはそれぞれ違うもので、ここでその違いを言いはじめると枚数が足りませんが、ここではそれらを一緒くたに考えることにしておいて、たとえば岡井隆のつぎのような一首のおもしろさは、紋切り型の逆用にあることは確かでしょう。
  きのうの敵は今日もなお敵 頬(ほ)をはしる水いたきまで頬を奔らしむ     岡井隆『朝狩』
  「昨日の敵は今日の友」あるいは「昨日の友は今日のあだ」などとも言ったりしますが、いつも味方であったり、永遠に敵であったりする友人などはないのだヨ、というのが、その通常の意味。
 そんな固定概念を、岡井隆は逆用してみせた。いやいや、昨日敵であった奴は、やっぱり今日も敵なんだ、と苦い思いを嚙みもどしながら、顔を洗っている。そのはずし方、そこに井上ひさしの言う「ものの見方を変えようと努力する者たち」としての、歌人の意味はあるのでしょう。
   - 以上、 永井和宏著 『作歌のヒント』 から -

 私は、慣用句の逆説的使い方が好きな方です。以前、NHKラジオの短歌番組でMC兼選者やっていた だいたひかるさんから「ヤマちゃんのクスッと笑える短歌が好物でした」と言って頂いた事もあります。でも、これを逆説的にいえば「なんじゃ、この大喜利短歌」は・・・ということでしょうか?
 これもNHKラジオ『歌の日曜散歩』うたわらストーリーから、お題は、松山千春さんが歌った【君を忘れない】の一節、「♪やがて わかるから~」の前に付け加わる"あなたのエピソード"です。
・新卒入社した娘が半年の研修期間を終えた。慣れてきただけに仕事の難しさや悩みも出てくるだろう。でも、仕事とは自分だけのものではなく社会の為になっている。長く続けてさえいれば、♪やがて わかるから~♪
 これは、2015年9月15日放送で、丁度、長女のことと重ね合わせる事が出来ました。私にしては、真面目な文章ですね。(*≧m≦*)
 

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コメント

やまちゃん、おはようございます。

なるほどねぇ、昨日の敵は今日も敵・・・クスッですね。

ヤマちゃんのご投稿は、クスッが多いですよね。

お嬢様のこと気遣う優しいお父様の思いが伝わってくる真面目な文章ですね。

ラジビタはなさん、こんばんにちわ。

コメント返し遅れ申し訳ありません。
ラジオを聞きながらあれこれやっていました。
最近は、新聞の投稿にも嵌ってしまいました。
家内は呆れて「あなたは何処を目指しているの?」
いつもコメントありがとうございます。

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