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2016年3月25日 (金)

一字の重さ - 助詞・助動詞

永田和宏さん著『作歌のヒント』から、タイトルの項・・・
-  ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り     若山牧水『みなかみ』
近代短歌の祖、子規居士に対して何かを言えばもう怖いものもない、ということでもありませんが、以前からちょっと気になっていた牧水の一首。
以前に「若山牧水賞」をいただいたことがありました。牧水の生家は宮崎県の東郷町にありますが、授賞式では東郷町の小学生たちが、牧水の歌を歌ってくれました。十数名の子供たちが精いっぱい声を出して歌う牧水の歌は、涙ぐましくなるまで心に沁みるものでしたが、必ず歌われる一首に、この尾鈴(おすず)の山の歌があります。牧水の故郷を歌ったなかでも代表歌と言ってもいいでしょう。
この結句「たなびきて居り」の「て」が気になっているところなのです。「て」は文法的には接続助詞と呼ばれる助詞なのですが、ここで文法について言うつもりはありません。「て」は助詞のなかでも最もよく使われる使い勝手のいい助詞のひとつでしょう。ここでは「たなびく」という助詞と「居り」というもうひとつの助詞とを〈接続〉するために用いられており、これが名前の由来です。
私たちが歌を実際に作っている現場を思いだしてみれば、この一首の結句をどう納めるかは、けっこう悩むところではないでしょうか。煩を厭わずもう一度書いてみれば、
   ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り
とするか、
   ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびき居たる
などとするか、一度は考えるのではないでしょうか。もちろんこの名歌を添削する気は毛頭ありませんし、しばらく考えたあとで、やはり私も「たなびきて居り」のほうにするだろうと思います。しかし、投稿歌などには得てして、音数を整えるためだけに、動詞と動詞のあいだに安易に「て」を入れている例が多いので気をつけたいところです。 -

文法や文語を理解していない私はあまりにも言葉に気を使わな過ぎているようです。だからでしょうか、このところテキストが何を言いたいのか解らない状態です。
分かっているのは勉強不足ということです。

ワンパターンですがお目汚しの『歌の日曜散歩・うたわらドン』の採用作品の紹介です。
放送日は平成27年7月12日“うたわらストーリー”お題は、ザ・ワイルドワンズが歌った【思い出の渚】の一節「♪忘れはしない いつまでも~」の歌詞の前に付け加わる“あなたのエピソード”。
●嵐の夜にプロポーズをした。「受けてくれなければここに置いていく」ともう脅迫・・・
♪忘れはしない いつまでも~
(妻の後日談・・・この人本当にやりそうで怖かったから受けてやった。)
このネタはNHKラジオ第一の各番組で使わせて頂いています。

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コメント

ヤマちゃん、こんにちは。

そうそう!嵐の夜のプロポーズの実話。ありましたね~(^。^)

そうなのですね「て」今回も勉強になりました。
私は川柳も短歌も勉強不足です。トホホ・・

ラジビタはなさん、こんにちわ
いつもお出でいただきありがとうございますm(_ _)m

インターネットが出来る環境になりNHKラジオにメール投稿するようになったのが2005年の9月からなのでネタの使いまわしはかなり多いと思います。

短歌の方ですがテキストも複数回読んでいるのに全然理解できないおバカさんです。ぼや川なども全ボツ状態ですが、馬鹿の一念で岩のような壁を突き破りたいものです。
あまいか~?

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